Brand Story 扶桑薬品⼯業の想い
クスリのチカラでみんなを笑顔にしたい。
そのために扶桑薬品工業ができること ー
それは、
生命を支える医薬品をつくり続けること。
生まれ来る生命を育むこと。

いのち生命支えて
透析患者さんの命を支える
1964年に日本初の透析液「人工腎臓潅流原液”フソー”」を発売してから約60年、
私たちは透析領域のスペシャリティファーマとして、透析剤をはじめとする透析関連製品で透析患者さんの命を支えています。
1968年には全国で215人だった透析患者さんも、現在では約35万人に※1。
時代が変化し、透析患者さんが増えるとともに、透析治療を取り巻く環境も大きく変わりました。
機器の高性能化や新たな薬剤の開発により透析療法のスタンダードも時代に応じて変化してきましたが、私たちはその流れにいち早く対応することにより、これまで30種類以上※2もの透析剤を開発・発売するとともに、最適な透析治療を実施するための透析関連製品の普及にも尽力してきました。
透析剤のパイオニアとしてトップシェアを誇る私たちは、これからも患者さんに寄り添った透析剤や透析関連製品を開発することで患者さんの命を支えてまいります。
透析剤
輸液で医療を支える
命の水をつくり続けて80年余り、現在では小型から大型まで幅広い輸液・注射剤のラインナップをそろえ、医療を支える基礎的な医薬品を製造しています。
ブドウ糖注射剤から医薬品製造をスタートした私たちは、輸液の成分の開発はもちろんのこと、輸液を充填する容器の開発にも力を注いできました。
医療現場では多くの輸液が使用されているため、医療過誤のリスクを減らし、より安全にお使いいただけるよう、容器のゴム栓部分に識別シールを貼る、濃度や成分の特徴がわかりやすい容器デザインにするなど、「容器を見て製品がわかる」ような容器の開発に努めています。
私たちは、これからもみなさんが安心して使用できる輸液をつくり続けてまいります。
輸液・注射剤
安定供給で患者さんの命を支える
透析治療は、定期的かつ永続的な治療が必要です。また、輸液・注射剤はあらゆる治療で用いられており、これらの医薬品は医療の現場に欠かせない医薬品であるため、安定的に患者さんのもとに届けることが私たちの社会的使命です。

物流拠点の分散配置
全国に12ヶ所の物流拠点を分散配置して医薬品を備蓄することで、自然災害等による供給途絶のリスクを軽減し、いかなる状況・場面でも供給できるように努めています。
物流拠点分散配置について製造拠点の分散配置
透析剤、輸液・注射剤は城東工場、岡山工場、茨城工場で製造しています。東日本と西日本に製造拠点を設けることで災害時におけるリスクを分散し、また、それぞれの工場に自動立体倉庫を併設することで、万が一の供給途絶のリスクにも備えています。
製造拠点分散配置について
ひとたび事が起これば社員一丸となって立ち向かう
日本はこれまで幾度となく大変な災害に見舞われてきましたが、私たちは「供給を欠かさない」を合言葉に、どのような状況下においても社員一丸となって安定供給に取り組んできました。
私たちは、これからも欠かすことなく製品をお届けすることで、患者さんの命を支えてまいります。
そして、新たなるステップへ ――

いのち生命育む
生まれ来る命を育む
「生命支えて」という想いのもと事業を拡大してきた私たちは、2000年に初の国産胚培養液「HFF99」を発売して
不妊治療・生殖補助医療分野に進出しました。
その後、2017年には、日本卵子学会との共同開発で、ヒト卵管内液の組成を詳細に分析した、いままでにないアミノ酸組成の胚培養液として世界14カ国で特許を取得した「HiGROW OVIT」を発売し、ブランドも新たに「HiGROW」に統一して事業を拡大しました。現在では、生殖補助医療の一連の流れで用いる製品を取り扱っています。
私たちは、今まで培った経験に新たな技術を導入し、生まれ来る命を育むための製品を開発してまいります。
生殖補助医療関連製品
「生命支えて、生命育む」製品を皆さんに届けてまいります。
- 日本透析医学会 統計調査委員会「わが国の慢性透析療法の現況(2022年12月31日現在) 」より
- 剤型別、組成別、容量別のすべての合計になります。
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扶桑薬品⼯業の想い
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創業・透析剤開発の歴史