環境 気候変動への取り組み

当社は、1970年に大阪市清掃局森之宮工場と蒸気導入協定を結び、都市型工場である城東工場の無煙化を達成するなど、早くから環境問題に重点を置き取り組んできました。次いで岡山工場においても無煙化を達成、茨城工場においても2023年に重油ボイラから高効率ガスボイラへの燃料転換を実施するなど、医薬品の安定供給と環境負荷の低減の両立を目指し、取り組みを進めています。

気候変動に関するリスク・機会の分析・評価

気候変動に関するリスク・機会については、経営企画室が中心となり調査を行い、事業に影響を及ぼすと考えられるリスク・機会を把握し、分析、評価を行っています。詳細はTCFD提言に基づく情報開示ページをご参照ください。

目標

当社は自社排出(スコープ1+2)については、2030年に2013年比25%削減、2050年にゼロにする目標を掲げ、脱炭素に向けて取り組んでいます。

また、スコープ3については2025年度をめどに排出量を把握し、削減目標を設定します。

進捗

2023年度の温室効果ガス排出量削減の進捗結果は、スコープ1+2は2013年度比約16%削減(2013年度:25,359.76 t-CO2、2023年度:21,343.23 t-CO2)となっています。

温室効果ガス排出量概算(スコープ1+2)

取り組み

ボイラーの燃料転換によるCO2排出削減

重油から天然ガスへ環境配慮目的の燃料転換を行い、CO2排出量を約30%削減しています。

包材のプラスチック削減検討を通じた環境負荷削減

製品パッケージに環境配慮型の素材を導入することによって、包装用のプラスチックの使用量や廃棄プラスチックなどの削減を検討しています。

カーボンニュートラルに向けた投資促進税制認定

2024年1月より稼働している茨城工場第二製剤棟の2号ラインは、安定的かつ効率的な製造と省エネルギーを実現させ、サステナビリティの観点に配慮した設計となっており、カーボンニュートラルに向けた投資促進税制認定を受けています。

茨城工場(第二製剤棟)