透析について詳しく知る

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18. 食事について

透析患者さんの食事については腎臓の働きが低下しているため、いろいろな注意が必要です。代表的な項目を示します。

水分

腎臓の働きが悪くなると、尿量は減少し、最後には尿がほとんど出なくなります。尿が出ない状態では、体に水分がたまります。たまった水分を透析で除きますが、除く量が多いと透析中に血圧低下を起こしやすくなります。また、水がたまりすぎると血圧が上昇したり、心臓に負担がかかります。そのため、水の摂取量を制限する必要があります。1日の水分摂取量は尿量や体格で異なりますが、正常な人の半分以下です。

塩分

尿量が減少すると腎臓からの塩分(ナトリウム)排泄が減少するため、塩分が体にたまります。たまった塩分を透析で除きますが、塩分を多く取りすぎると、のどが渇き、水を多くとりやすくなります。
1日の摂取量は6g未満が基本です。むくみがある患者さんや、高血圧の患者さんはさらに制限しなければならない場合があります。

カリウム

カリウムは腎臓から排泄されますので、透析患者さんでは、血液中のカリウム濃度が高くなります。そのため、カリウムを多く含む食事を取ると、高カリウム血症になりやすくなります。カリウムの多い食事、すなわち果物、生野菜、いも類、豆類の取りすぎに注意して下さい。

リンとタンパク質

リンは腎臓から排泄されますので、透析患者さんでは、血液中のリン濃度が高くなります。タンパク質にはリンが含まれており、タンパク質を多く取りすぎると、リンも多く取ることになります。
リン摂取量は1日、タンパク摂取量 (0.9~1.2g×標準体重) ×15mgで概算できます。肉類、穀物、乳製品の取りすぎに注意して下さい。

例)標準体重60kgの透析患者さんの場合
リンの摂取量の目標=0.9×60×15mg~1.2×60×15mg=810mg~1080mg

リンは食品添加物としてもたくさん使用されていますので、タンパク質以外のリンについても十分注意して下さい。

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