Sustainability サステナビリティ

トップメッセージ

扶桑薬品工業は、社是の一つとして「社会寄与につながる経営方針」を、経営理念の一つとして「会社の存立も個人の生活も、社会の恩恵なしには維持できない。とくに人の健康と生命に密接に関与する医薬をつくる企業には、それにふさわしい倫理が求められ、これを踏みはずさないものだけが繁栄を持続し得るのである」と掲げています。

日本に透析療法が導入された1950年代後半、当社はいち早く透析液の開発に着手し、1964年、日本初の透析液である「人工腎臓潅流原液”フソー”」を発売しました。透析治療に従事されている医療関係者の方々のご尽力により透析療法は驚異的な発展普及を遂げ、今や全国35万人もの患者さんが透析療法によって命と日常をつないでおられます。

加えて、2000年に体外受精用組織培養液を上市し、生殖補助医療(ART)分野に進出しました。2017年にはブランドを「HiGROW」に統一し、不妊に悩むカップル、ひいては日本が直面している重要な問題である少子化対策への貢献を目指しています。

当社は長らく、安定供給体制に主眼を置いた「いのち支えて」を旗印にその事業を営んでまいりましたが、ART分野への本格的な進出を機に、新たに「いのち育む」を加え、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みも鋭意進めています。

サステナビリティ基本方針

扶桑薬品工業は、「生命(いのち)支えて、生命(いのち)育む」という想いのもと、「生命(いのち)を支える」人工腎臓用透析剤等の基礎的な医薬品、「生命(いのち)を育む」不妊治療関連製品をつくっています。
私たちはこれからも、すべての患者さんのために、いのちを支える医薬品をつくることで人々の健康に貢献し続けるとともに、医療に不可欠な医薬品の安定供給という社会的使命を果たす「なくてはならない会社」として、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。

サステナビリティ推進体制

当社は、取締役会の監督の下、任意の機関としてサステナビリティ委員会を設置しています。
サステナビリティ委員会において、サステナビリティ基本方針・戦略・計画を策定、決定した上で、気候変動や生物多様性などの環境問題、人権や労働環境などの社会問題、ダイバーシティ推進といった人的資本に関する事項など、特定した当社のマテリアリティに対応した専門部会を設置し、各種活動の進捗状況を管理し、推進しています。


ESGの取り組み