ロカイン注1%、2%
キシロカイン注(リドカイン)等のアミド型製剤でアレルギーのある患者にロカイン注(プロカイン注)を使用できますか?
基本的には使用は避けてください。
キシロカイン注等に保存剤として含まれるメチルパラベンと、プロカイン注に、交差性があるという報告があります。メチルパラベンを含まない製剤もあるため、リドカイン等自体にアレルギーが起きている可能性もあります。アレルギー反応の起こしやすさではエステル型(プロカイン)の方がアミド型(リドカイン)より起こしやすいと言われています1)。
1)光畑裕正: ペインクリニック. 2006; 27: 1332-1344