ヘパリンNa透析用「フソー」の投与量の適切な決め方を教えてください。

本剤は通常下記の投与法によって投与されます。
人工腎:
患者毎に適切な使用量を各々のヘパリン感受性試験の結果に基づいて透析前に算出して行います。
全身へパリン化法:
通常透析開始に先だって、1,000~3,000単位を投与し、透析開始後は、1時間当り500~1,500単位を持続的に、又は1時間毎に500~1,500単位を間歇的に追加します。
局所ヘパリン化法:
1時間当り1,500~2,500単位を持続注入し、体内灌流時にプロタミン硫酸塩で中和します。

なお、投与法に関わらず、本剤投与後は、全血凝固時間(Lee-White法)又は全血活性化部分トロンボプラスチン時間(WBAPTT)が正常値の2~3倍になるように症例又は適応領域、目的に応じてコントロールされます。
詳しくは電子添文の6. 用法・用量 をご参照ください。

電子添文:6.