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透析患者さんの食事については腎臓の働きが低下しているため、いろいろな注意が必要です。代表的な項目を示します。
○ 水分
腎臓の働きが悪くなると、尿量は減少し、最後には尿がほとんど出なくなります。尿が出ない状態では、体に水分がたまります。たまった水分を透析で除きますが、除く量が多いと透析中に血圧低下を起こしやすくなります。また、水がたまりすぎると血圧が上昇したり、心臓に負担がかかります。そのため、水の摂取量を制限する必要があります。1日の水分摂取量は約700mLが目安で、正常な人の約半分です。
○ 塩分
腎臓から塩分(ナトリウム)が排泄されないため、塩分が体にたまります。透析で除きますが、塩分を多く取りすぎると、のどが渇き、水を多くとりやすくなります。
1日の摂取量は約7g以下に抑えて下さい。むくみがある患者さんや、高血圧の患者さんはさらに減量する必要があります。
○ カリウム
カリウムも腎臓から排泄されますので、透析患者さんでは、血液中のカリウム濃度が高くなります。そのため、カリウムを多く含む食事を取ると、高カリウム血症になります。カリウムの多い食事、果物、生野菜、いも類、豆類の取りすぎに注意して下さい。
○ リンとタンパク質
リンは腎臓で排泄されますから、透析患者さんでは血液中のリン濃度が高くなります。タンパク質にはリンが含まれており、タンパク質を多くとり過ぎると、リンも多くとることになります。リンの摂取量を1日約800mg以下に抑えるのが目標です。肉類、穀物、乳製品の取りすぎに注意して下さい。
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